のだめカンタービレ (11) 二ノ宮知子 講談社

　ついに11巻を読了。

　12巻まで出ているので、あと1冊。

　しかし、11巻の内容は、何かもう痛々しいですね。

　のだめは、このような専門的な高等教育環境で過ごすスキルを持っていないし、気持ちにもむらが有りすぎます。

　千秋の方も、無理矢理契約させられて世界を引っ張り回されるし。

　ただ1つ良かったのは、のだめに引っ張り回される中国人の男子学生ですね。こういう現場に来て挫折することで、自分を見つめています。状況を独特の直感で乗り切ってしまう千秋やのだめよりも、こういうタイプの方が好感を持って見られますね。